もがいているというか、
悩んでいるというか、
結局毎晩
酒を飲むだけの日々が続いていました。
野球や競馬みたいな
趣味と言えるものはあったんだけど
どこか100%楽しめていない自分がいました。
とにかく今は遊ぶ時期なんだ(中略)
どれだけ遊んで学べたかで
この先の人生が大きく変わってくる
分岐点だ
ある日、たまたまつけていたTVで流れてきたこの箇所が、妙に頭に残った。
「趣味」についてがこの日のテーマだったらしく、趣味がない、という人がどれだけ多いのかなどを番組内でとりあげていました。
カンニング竹山さんは今では多趣味芸人として名高いようですが、そんな人でも悩んでいた時期があって、だからこそ言えることがある「趣味」についてをまとめた本を出版したようです。
めちゃくちゃ気になってすぐamazonの奥地へ探しに行きました♪
「竹山くん、これからはもっともっと遊ばなきゃ」
カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門
多忙な日々に漠然とした不安を感じていた僕に、芸能界の大先輩は遊びに没頭する時間の重要性を教えてくれた。人生後半戦に向けて、50歳からはともかく自分の「好き」をやってみよう。こだわりよりも楽しむこと、仲間もいいけどまずはひとりで快適に。飛行機、キャンプ、YouTube制作、バイク、野球観戦など、9つの趣味を、熱く、かつディープに語る。
仕事・学業・家事・育児など、私たちは日々やらなければならないことが多いです。
「趣味がない」という人はじつは多く、博報堂生活総研の調査(2020年調査結果)では、26.2%が「自分は無趣味である」と回答というのをみましたが、約4人に1人が趣味がない・・・。
毎日やることが多くて疲れるから、「趣味を見つける時間がない」「趣味に充てる時間もない」。
実際、「せっかくの休日や空き時間も、普段の疲れやだるさから、何もせず過ごしてしまった」というような経験は、社会人ならば誰しもあるはず。
趣味があるといいと思っていても、忙しい現代人は「趣味をする時間が取れない」「休みがあっても何をしたらいいのか分からない」と悩みがち。
仕事にもなれてきて、例えば子育ても落ち着いてきたとして、「さぁ、そろそろ自分の時間の過ごし方を有意義なもにしてみよう」と、いざ思ったとしても・・・いくら趣味を探しても熱中できそうな趣味が見つからないと感じている人も多く見受けます。
時間的に難しいかなと思っていた頃に始めてしまえば、そのまま勢いがついて継続できたかもしれないのに、自分の頭の中でブレーキをかけてしまってきたことは、なかなか思い出せない奥深に閉じ込められている場合も本当は多いんじゃないのかな。
趣味って自分自身が手がけていくものなのだから、時間・手間・お金は多少なりともかかります。特に、今まで経験のない新しい趣味ならばなおさら。
趣味とは「手間を楽しむ」のも醍醐味ですから、これまでの趣味に対する考え方を少し変えてみることと、没頭できる趣味が見つかりやすくなります。
そこでよく出てくるのが
「おすすめの趣味はありますか?」
「趣味ってどんなものがありますか?」
実はこのテの質問が私が一番くだらないと感じてしまう。
そもそも人に聞くな・・・。
他人が面白いとしているものが自分にも当てはまるなんて、当てはまらないことが多い。
なのに、自分に合わないからと言って自分で探すことはしない。
子どものときの「好きなこと」ってどこから生まれたのか?
友達に誘われて始めても、自分が楽しくないと判断すると辞めちゃうし、楽しかったらそれをきっかけにどんどん世界が広がったはず。
カンニング竹山の本は、どんな趣味があるかではなく、趣味との向き合い方を考えるきっかけになると感じます。
自分基準で好きと言える趣味を見つけるのは、いろいろな自分と向き合う時間を過ごします。私は人生が大きく変化した趣味の1つがバイクだと思うのですが、弱くて逃げ癖のある自分を発見しました。開き直った時の強さも見つけました。人にどう言われようと、時間がかかってもそれと向き合う自分を見つけました。
趣味なんて自分のことよりも、先のこと考えなくちゃいけないこともあるけれど、特に今目指す趣味がないとか思いつかない、まだやる気が起きないのであれば
今生きている自分を褒めて認めて上げることから始めよう。
そもそも「趣味」って人生に必要なもの?生きていく上であまり重要性を感じない、と思う人も少なくないかもしれませんが
「趣味(好きなこと)」は、きっと毎日戦う自分の心の逃げ道になる。
私ははっきり、そう思っています。