『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

なな語り
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NHK総合にて3月19日の深夜より放送されていた映画。
すごく久しぶりだな・・と思う感覚だけで何気なく観ていた。当時の観た感想が出てこなかったあたり、その時はただ観ていたのかもしれない。

1997年にマット・デイモンとベン・アフレックが共同で脚本を執筆した映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』、ベン・アフレックが好きで出演の映画は結構観てきたので、多分そのノリかな(・・;)

「欠点は愛すべきもの
その世界に誰を入れるか、だよ」

ロビン・ウィリアムス演じるショーンの言葉に、この日は強く惹きつけられた。この映画では多くの名言に心打たれるようですね。

その言葉を皮切りに、その夜少し傷を負っていた私の心はどんどん入り込んでいったのを覚えている。以下、その時の感情をメモ機能に残していたもので、今読むとなんだかな・・となりはするけれど、ある言葉がトリガーとなって、痛みのある部分を突き止めたのは不思議なタイミングだとしか思えなくて。

・・・↓メモに残していた内容・・・

ただただ
愛する人がいなくなる
そんな気持ちを思い出して怖くなったんだった

「君は悪くない」
映画の中のその一言に
いつの間にか泣いていた

まだ消えない「怖い」という感情
まだ湧いてくる「寂しい」という感覚

思い出すのは特別な内容じゃなく
何気ない一コマ
私しか知らないあなたの顔
あなたしか知らない私の「顔」

精一杯返したのは私の感情じゃなく
取り繕うだけの対応、追いかけっこ
やりきれない想いだけが溢れて
行き場を無くしてたんだ

矛盾した言葉に
取ってくれないコールの履歴だけが
募っていく切なさに潰れそうな夜

自分が自分を一番愛すること

なんてよく言うけど
私にはまだムリみたい

私が私を受け入れても
あなたが受け入れてもらえないと
意味がない気がした夜

出て行ったねこがドアの前で待っていないか
そんな気がしてたんだ

きっと
あなたと重ねてみてたのかも

ずっと
価値のない自分はダメだと思っていた
だから
価値のある自分を作ろうと必死だった

でも
無理やり作った価値は
自分を傷つけ、苦しさを生む

ダメな自分は
誰にも受け入れてもらえないと思っていた
だから
自分に受け入れてもらえるように
自分で自分の価値を作ってた

何気ない言葉で傷つけられ
それを隠すために笑顔を作って繕って
それが心を、自分を守ってく術だった

その傷をずっと隠してたら
深い大きな傷になって
今の私をさらに迷わせた

価値がなくても
どんな自分でも
ただそこに存在するだけで
その存在が尊いものだと
頭での理解で
まだ腑に落ちていないみたい

”いつまで続けるのかな・・こんな感情”

そう気が遠くなりそうな時もあるけれど
生まれ変わってもきっと私は私を選ぶだろう

”私”を今日までうまく過ごせてこれたのは
私だから

・・・・・・・・・・

私はどこか

その部分の感覚が壊れているとずっと思っている

本当のところはまだわからないけど

私とつきあう「7つの処方箋」より

人は成長するにつれていくつか鎧をまとっていく。

それは生きていく上で必要なものだったのかもしれないけど、自分自身を見失いがちになるものでもあると思う。近年、それを1枚づつ取り除いていく作業を行う方々が増えているが、1回でそれが取れる訳ではなく、トラウマとされているものでも1度その傷に気づき慰めて見ても、時間経過でまた別のところから湧いて出てくる。

こうして繰り返しながら自分という人間に気づき、癒していくのだからまだまだ時間がかかりそう。

映画とは関係ないような話をしてるけど、グッド・ウィル・ハンティングではそれぞれの心の何処かに引っかかる映画な気がします。

温かい気持ちになるのか、寂しくなるのか、それはきっとまた個々で違うのだろうけど。

<ブログ「なならいふ」での映画感想記事>
チョコレートドーナツ
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

笑える映画やスカッとするような映画、泣ける映画など、観る映画のジャンルは様々ですが心に残る映画はブログに綴っておこうと感じました。

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