沖縄の象徴ともいうべき「シーサー」、今では誰もが知る人気者。
画像は沖縄県立博物館・美術館の入り口にある琉球家屋。ご覧のように「赤瓦にシーサー」で、そのシーサーの役目は魔除けになります。
シーサーの他にも魔除けの象徴ともいうものはいくつかあるのですが
サングァーと呼ばれるものは私自身のハンドメイド作品に初期の頃から封入していたものになります。
動画の上にある説明の画像にもあるように、沖縄の遺産・遺物それらもいくつかの種類があります。
一番謎だと思われるものが、他にも以下のような謎の石版ではないでしょうか。
確か前に「なんだコレミステリー」に出ていたのを記憶しているのですが、いろいろ不明なようです(笑)。画像にも少し写っているのですが、出土地域はわかっているにしても、その要な使用年代も不明なのです。
そんな、まだまだ謎の多い沖縄の遺跡や遺物。
その中で私が今注目しているのが冒頭でお伝えしていた「シーサー」。
シーサーとは、ライオン=獅子(しし)のことで、魔物や災いを追い払ってくれる沖縄の守り神。沖縄では個人宅や公共施設、歴史文化財など至る所でシーサーを見ることができます。
沖縄のシーサー、それが何かしら私の中でずっと残っていたんだと思います。
ツーリングの休憩に立ち寄ることも多いのですが、先日ふと目に止まったのが「シーサー発祥の地」という文字。
すごく身近にあるものは意外にも知らないことが多いのはよくあること・・・そう、シーサーについて何も知らないぞ??と気づいたのです。
どちらかと言えば、もともとそんなにシーサーに興味があったわけでもない。
顔もそんなに可愛いわけじゃないし、今流行りのいろいろなシーサーはワザと感がありすぎて好きではない(ひねくれすぎです)。
とりあえず阿吽の2体対になっていて口を開けている方が災いに向かって威嚇をし追い払い、口を閉じている方が幸運をつかむというような意味を知っているくらい・・・。
ただ、少しだけ調べ進めていくと、そんな私がどんどん深みにはまっていきました。
石獅子はたまたま立ち寄った「富盛の石獅子」という建造物をみる機会があり、「こういうのもあるんだ」という数年前の出会いを思い出しました。
ん・・・?
もしかすると那覇市首里の儀保にある「榮椿」の店頭にあったものも石獅子なのではなかろうか?
確実に何かの布石ですよね。
その日から、何気に石獅子に引き寄せられていたのかもしれません(笑)。ここまでくると「シーサーに向き合う」ことを自然と意識してしまいました。
人は “当たり前にそばにあるもの” に関しては面白いくらい意識していません。沖縄にいて無意識で視界に入るシーサーが、私にとっては今更ながらにも改めて向き合うきっかけになっていったのです。
また「布石」というのも、以前の勤め先は豊見城という地域で、そこにもそこかしこに町の古くからの石獅子が鎮座していたことや、沖縄の稲作を調べている中でその豊見城の歴史民俗資料展示室へ伺った際にいただいた資料にも石獅子の記載があったので、妙に目に留まったのを覚えています。
沖縄の遺跡の代表「シーサー」は「石獅子」というものがはじまり。それを知ると、少し悩みましたがやはり気になりすぎて諦められず、書籍購入!
2022年7月に発売されたばかりという(現在10月)新鮮さも嬉しい → 石獅子探訪記
余談ですが、この書籍の冒頭に石獅子だけでなくシーサーの話も綴ってありまして、その中で「作者や持ち主ごとに、その主張は違ったりするものです。沖縄の人たちの様々な思いが後付けされ、戦後のシーサーは沖縄独自の文化として愛され、残ってきたのだと思います」。この言葉に、私のシーサーへ対するわだかまり(なんて大げさなww)が少しづつ溶けていくような気持ちになりました。
そしてそして!タイミングというか何というか・・たまたま見ていたTwitterで沖縄の昔の写真をカラー化している方のツイートを見てて、少し遡っていくと、、、、
この石獅子探訪記の作者の方のイベントに行ったとのツイートが!!ぶっちゃけ、かなり興奮しました(笑)。
イベントにはいけませんでしたが、すぐさまフォローし、工房があることも確認♡ 時間を見つけて実際に訪れたいと思います!
こうトントンとつながっていく感覚は久しぶり。
胸の奥がこそばゆくなる(沖縄では”チムワサワサ〜”と言います)のは、間違いなく中の人が喜んでいる時。
見れば見るほどに「可愛いぞ」と思えてくる味のある顔立ちの石獅子たち、ワザと感がイヤだというひねくれた私の心を素直にさせてくれるような気持ちすら覚えました。
以下の動画の最初の方に、「やえせの駅」からのシーサーのお話などが少しテロップにてお伝えしていますので、お時間のある方は覗いて見てください。
次の機会には、その「シーサー」の元である「石獅子」にこの様々な出会いよりも数年先に出会っている大元のお話を綴ってまいります♡
これから調べ出会う石獅子たち、かくいう私が今、それを一番楽しみにしているかもしれませんww
シーサーを初めに写真を撮りだしたのは娘だったのかもしれません。今回このお話を綴るに当たって2016年の懐かしいフォルダにシーサーの写真がいくつかありました。
シーサーに関する思い出などがあるのか、娘にも少し聞いてみようと思います。
《読んでほしい記事》
自分の心が動かなければ何も始まらない