5月な半ばから6月初めにかけての約一ヶ月、人生2度目のバイク旅をしました。
沖縄からフェリーで鹿児島へ。
バイクで訪れた県は、鹿児島・宮崎・熊本・大分・北九州・山口までは前回GN125Hと同じですが、今回CB223Sとはさらに距離を伸ばし、島根と鳥取まで。
旅で日を重ね、道中周りを見ていて感じるものが出てきていましたが、当初それは言葉にできずにいました。
宮崎でのこと。
雨が続き2日ホテルで足止めをくらっていたこともあり、近くで宮崎グルメを堪能できるお店はないか探している時に偶然目についた「金魚カフェ」なるものが。
「・・・金魚って。本当に金魚がいたらおもしろいな」
おもしろいカフェでした(笑)。
店内は程よい広さでテーブルや席で見えるところに、金魚の水槽が置かれています。置かれている書籍が金魚に関するものだけでなく、ちょっとした料理レシピや誕生日占い・ホオポノポノなどのスピ系と興味深いラインナップ。
写真はチキン南蛮と豚肉の大葉チーズ巻きをチョイスしたメニュー。メインを2種類選ぶとサラダ・副菜・もち麦ごはんがセットで800円 !?
ドリンクはセルフですがコーヒーなども飲み放題 !?
心配になるお得感・・・。
女性オーナーさんがお一人でなさっているようでした。帰りには私しかいなくて少しお話ししている時に「宮崎の人じゃないでしょ」から色々なお話しになりました。
その気さくな感じとごはんの美味しさ、雰囲気が気に入って翌日も行ったほどお気に入りに♡
2日目の帰り際。
オーナーさんのお友達を紹介されました。なんと沖縄の西原出身で結婚し宮崎にきて15年という方。その方とオーナーさんがおすすめの場所について話してくれたのですが
その時に溢れんばかりの笑顔で「〇〇行きました〜? 景色も良くてそこで栽培しているお野菜が美味しくて、サンドイッチとかも食べながらゆっくりできちゃうのよ。すごくおすすめ!」という言葉。
ふと・・・。
私、沖縄で「ここは絶対行ったほうが良いよ〜!おすすめ!!」と胸はって言える場所があるのだろうかと感じたのです。同時に、各地で見て回ったのはその土地ならではの歴史や文化を活かしたまちづくり。
旅することでそれぞれの県の持つオリジナリティを感じてきた。今の沖縄の観光として歴史や文化を活かしたまちづくりが発信できているのだろうか?
外国の真似事みたいなまちづくりばかりして、自然を壊してホテルや商業施設を建てているのではないか?
そんな気持ちがわらわらと出てきました。
独特の歴史を歩んできた沖縄。
琉球処分や廃藩置県で日本になることを目指し、沖縄戦でほとんど焼けてなくなり、その後のアメリカ統治下で外国文化となり、復帰。
沖縄らしさって何だろう。
「チャンプル〜文化だから全部いいとこどりしてるワケさ」とも聞きますし一理あるとは思いますが、このまま他文化の真似事ではなく、沖縄本来のアイデンティティがどこにあるのかを守っていかないと、いつか沖縄が沖縄でなくなる気がします。
発展は良いけど、大切だったものまで壊れているのは良い気持ちがしない。未来、沖縄が後悔しない道を歩いてほしいけど、大きな力には諦めるしかないのかなと思うと切なくもあります。
そう言っている私自身も、まだ「それ」が何なのか分かりません。でも、沖縄らしさたるものを見つめ続けて探している途中なのははっきりしました。
↓ そんな中テレビを見ていて、ますますモヤッとした気持ちが出てきて書いた記事がこちら(笑)。
旅の道中でブログやYouTubeを更新しながら・・の予定でしたが、完全にナメていました。そんなゆとりの気持ちや体力、時間はありませんでしたww。
ということで、今後ブログにも綴るかもしれませんが、先に少しづつYouTubeで公開しております♪ 良ければそちらもご覧いただければ喜びます。
*現在、島根までの道中を公開済みです。
バイク旅は良きです。
雨が降ればずぶ濡れ移動か足止めかだし、お土産を買っても持って歩けないし、日差しが強ければ暑いし気温が低い地域は寒さに震える・・・それだけを見ると最悪ですよね。
でも、県をまたぐと変わる景色やその土地の匂い、不便さの中にある自由がたまりません。バイク旅、もちろん賛否両論かもしれませんが、私はまた旅に出たいです。
バイクで旅がしたい!と強く思うようになって、会社を辞めた部分もあります。
今、旅を終えてまた就活中ですが、やはり旅がしたくて今までのように仕事に気持ちが移るような仕事だと辞めづらいので、言い方は良くないかもしれませんが機械的に、誰でも良いようなスキルの関係ない仕事でいいかなと思っています。
友人が聞くとたいてい目が点になるのですが。
普通に旅が好きな人ときっとなんら変わりなく、ただ手段がバイクなだけ♡
よく、沖縄を出ると沖縄の良さがわかると聞いていたのですが、私自身にそれが当てはまらなかったのはなぜなんだろう。そんなことをまた追求していくんでしょうね。