沖縄も日差しがやわらかく、風が気持ちよく吹く季節になってきました。こんな日は、自然に誘われるままにバイクで走り出したくなります。
先日、そんな爽やかな天気のある日に、ずっと気になっていたコーヒーショップ「珈琲バル イプル」へ、バイクでツーリングがてら行ってきました。
南城市の畑の中にひっそりとたたずむ、ちょっと珍しいスタイルのカフェ。しかも、バイクや車に乗ったまま利用できるドライブスルー式。
「畑の中にある」「ドライブスルーができる」そんな話を耳にしてから、ずっと気になっていたこのお店。実際に訪れてみると、素敵な空間と、おいしいコーヒー、そして楽しいひとときが待っていました。
畑の中の小さなオアシス
「珈琲バル イプル」は、南城市船越地域の静かな畑の中にぽつんと現れます。看板も控えめで、一見すると通り過ぎてしまいそうな場所にあるのですが、その素朴さがまた魅力。
周囲には畑と空しかないような、まさに“沖縄の原風景”ともいえるロケーション。目の前に広がる青空と緑、そしてそこにぽつんと建つ小さなコーヒーショップ。その自然に溶け込むような雰囲気に、心がすっと落ち着くような、そんな場所です。
お店の前は農道(?)のようになっているのですが、そこに横付けする感じで車やバイクが停められるスペースがあり、ドライブスルーでの注文もOK。
もちろん降りて、テラス席ででおしゃべりするのも大歓迎な雰囲気です。
バイクでの訪問にもぴったりな場所
ここ、ツーリングで訪れるには最高の立地。
交通量も少なく道も穏やか。途中の景色も自然が多く、走るだけでも気分が落ち着きます。
私はCB223Sで出かけたのですが、畑道をのんびり走って風に揺れる草木を眺めながら向かう道のりがとても心地よかったです。
「ドライブスルーができる」という話を聞いてはいましたが、どうも想像ができなくて、この日は普通に注文し、テラス席で休むことにしたのですが、オーナーさんに聞くと、「窓際に手が届けば(笑)バイクに乗ったままでもOK」とのことでした。
次回のチャレンジ案件です♪
おすすめの「ミントラテ」を注文

この日は、初めての来店だったので、オーナーさんにおすすめを聞いてみました。この時期からは爽やかなミントラテが人気だとのこと。
正直、ミントとラテの組み合わせは初めてだったのでどんな味なのか想像がつかなかったのですが、これが大当たり。
一口飲んだ瞬間、ふわっと広がるミントの爽やかな香り。そしてその奥に感じるラテのまろやかさ。まるでチョコミントアイスのような、でも甘さは控えめでスッとした後味。暑い日にはぴったりの、清涼感あふれる味わいです。
ドリンクを手に、木陰でしばらく風に吹かれていると、バイクで走ってきた疲れもどこかへ消えていくような感覚に。
普段、街中のカフェではなかなか味わえない“自然とコーヒーの調和”がここにはありました。
オーナーさんとのおしゃべりも楽しい時間
注文後、オーナーさんと少しお話をする機会がありました。とても気さくで、にこやかな雰囲気の方。
ミントラテの話や、ショップの名前の由来、地元のこと、バイクのこと……気づけばしばらく会話をしていました。
が、その間も知人や友人らしい方や外国人観光客、顔馴染みなお客さんなどが来店。
人との距離が近い、温かい交流ができる場所って、今の時代なかなか貴重だと思います。
次回はまた違うドリンクを試してみようかな、と話していたら「バイクのままふらっと寄ってくれて大丈夫ですよ!」と。
なんだかもう、すっかり通いたくなってしまいました。
まとめ|風とコーヒーに癒される、私だけの寄り道スポット
バイクでのツーリングに、ちょっとした寄り道を加えるだけで、一日がもっと特別になる──「珈琲バル イプル」は、そんな気持ちにさせてくれる素敵なお店でした。
畑の中というロケーションに加え、ミントラテの爽やかさ、そしてオーナーさんのあたたかさ。バイクで風を感じながら訪れるにはぴったりの場所です。
次は夕暮れどきに行って、赤く染まる空の下でコーヒーを飲んでみたいな、なんて想像をふくらませながら帰路につきました。
ツーリング好きな方はもちろん、日常の中でちょっとした非日常を味わいたい方にも、ぜひおすすめしたいスポットです。
↓ 動画はこちら
南城市の畑の中で出会った癒しの一杯をぜひ♪
店舗情報|珈琲バル イプル
- 店名:珈琲バル イプル
- 所在地:沖縄県南城市知念久手堅314
- 営業時間:10:00~18:00(定休日:不定休)
- スタイル:ドライブスルー可、テイクアウト中心
- 駐車場:あり(バイク・車ともにOK)