突然ですが。
バイク用のブーツはどのようなものをチョイスしていますか?
ライディングシューズやブーツとも呼ばれ、その種類は豊富で、カジュアルなものからスポーティなものまでありますよね。
スニーカータイプ、レザーブーツ、レーシングブーツ、オフロードブーツなどのタイプがあって、
メーカーもWILD WING ・RED WING・GOLDWIN・アビレックス・elf・デイトナ・RSタイチ・コミネ・デグナ、今ではワークマンなどなど本当に様々で、お気に入りは分かれるかとは思います。
バイクに乗るまでは、スニーカーとフェイクのレザーブーツが私の靴遍歴で、「靴を修理してまで履く」という認識はありませんでした。ちなみに、下のものがもともと持っていたフェイクレザーのブーツ。
WILD WINGが私の人生初のバイク用レザーブーツとなったのですが、きっかけはバイクの教習に通うための購入。
購入当時はすごく硬くて、慣れるまでに時間がかかりました。
何にせよ、初のレザーブーツ。どういうものかわからない時で、とりあえずこまめに手入れをして大切にしていたのですが、ある日、靴底が真ん中からパカンと割れてしまったことで、しばらくおやすみを余儀なくされたのは寂しかったです。
原因として考えたのは
バイクのあまりの初心者っぷり、発進の時に左足先を一瞬引きずるという癖がついていて、慣れるまで時々その癖が出ていたので、ブーツに負担をかけてしまっていたのだと考えています。
ALPHAは、その時ちょうどGNでの九州ツーリングを予定していた時期でもあり、すぐに新しいレザーブーツを探していた時に出会いました。
ALPHA のブーツはWILD WINGに比べて重さはあるものの革質自体は柔らかく、馴染むのが早かったので助かりました。それにWILD WINGよりゴツい雰囲気も好き。
そのALPHAのブーツがGSX250Rに乗った時に靴底がパッカリと開いてしまったのです(汗)。ツーリング中だったこともあり、とりあえずガムテープを巻いて、落ち着いた後で靴用の接着剤で対応していました。
GSX250Rが怖くて、先ほどの癖が最大限出ていた気がします・・。
↓ その時の動画を置いておきます(笑)
手持ちのレザーブーツが2足ともこうなってしまうとお手上げです・・・。ただ、動画をみてくださっていた方が「WILD WINGはメーカーに問い合わせたら修理してくれるかも」とのことで早速問い合わせをしました。
メールで現状の画像送信をしたりと丁寧に相談に乗ってくれて、結果、修理は可能で着払いでブーツをメーカーに送り、1万円弱で依頼することができました。2ヶ月近くはかかりましたが、ALPHAに比べて軽くて靴底も厚かったので安心したのを覚えています。
購入時1万2千円くらいだった覚えなので、靴底修理の高さは少々驚きましたが。
修理を終えて届いたのをみて、すごく綺麗な靴底に「直してよかった」という気持ちしかなりませんでした♪
こちらをバイク用にして、ALPHAの方は(まさかの)普段使いへ。
ちょうどその時履いていたスニーカーがダメになってしまい、新しい靴を買おうかと思った時にふと「これ(ブーツ)で良いかも」となったのは、その時の業務自体、ブーツで全然問題のないものだったので、普段からバイクブーツを履く変なオンナと成長♡
ほぼ365日履き倒したこともあり、また靴底が離れてきたので、沖縄県内でももしかしたら靴修理のできるお店があるかも、と思い調べてみると沖縄圏内でレザーブーツ修理可能と掲げているお店がいくつか見つかったのです!
外観から雰囲気を見たり、HPやネット情報を見ながら決めたのは
那覇にある「大田製靴店」
*撮影許可をいただいています。
お店の方もバイクに乗っていることもあったし、試しにお店に入ると気さくな女の方が対応してくれました。靴底を見てすぐ「これ、接着剤とかで貼った?」と笑いながらベリベリブーツと靴底を剥がし始めたのですww
プロに見せたらバレちゃうんですね。美容室に行った時に「前髪、また自分で切ったでしょ」とバレるのを同じですね(笑)。
その後、店主の方もいらしていろいろお話しし、修理依頼を決めました。
WILD WINGの修理依頼で2ヶ月近くかかったのですが、「一週間くらいでできるよ〜」とのこと。そう!!そんな数ヶ月も待たなくて良いってすごくありがたい!
靴底もビブラムソールという滑りにくくぴったりなものにしてもらいました。靴底だけでなく、内側の底も擦れているようだったので、そちらも合わせて依頼。仕上げに磨きまでしてくれるようですが、別途 1,500円くらいかかるそうなので、そちらは遠慮しました(汗)。
ちなみに、ソールをビブラムソールへの張り替えで18,000円、内側の擦れの補修で6.000円と、安くはなく(むしろ購入した時より高いくらい(^^;)で金額に若干ビビりましたが、GNと九州に行ったときから約3年、普段使いにもしてしまったことで逆に私自身の足に沿った形になっていることもあって愛着バリバリ。
その履き心地というか、それをまた一から育てるのは簡単な言葉で言うと、、難儀、、ですもの。
戻ってきたら自分で磨くぞ〜!と意気込んでいます♪
大田製靴店さん、一瞬でファンです。
女性の職人さんがいることもそうですが、聞けば家族経営でその女性は店主(結構年配の男性です)の息子さんの奥様。
「写真とか撮って紹介とかして良いですか?」と尋ねると喜んで「ど〜ぞ!ビフォアアフターもあった方が良いんじゃない?」と写真を撮らせてくれました。
店を出て外観を撮っていると、お店から店主が出てきて”ついてきて”と。道を挟んで数メートル先に工房があり、依頼したばかりの私のブーツを持っていくところでした。
そこで様々はお話を聞かせていただきました。そのお話などはまた後ほどお店自体のご紹介も合わせて綴らせていただきます。
もう、沖縄で出会えて良かったと感動するレベルの職人さん。で、その店主も未だにバイク現役なのでバイク談義にも花が咲きます(笑)。
すごくお話好きな方で、素敵なご家族でもありました。
バイクに乗るまで出会うことのなかったレザーブーツの世界。
バイク用のレザーブーツと、そうないレザーブーツは少しばかり作りが違うかもしれませんが、基本的な”履き心地”に関するものは同じではないでしょうか。
レザーブーツの奥深き世界♪
レザーブーツが自分の足の形に合っていく、という感覚を知ると、簡単なことでは手放せなくなります。
前に一度、丈夫さとソールの高さが欲しくて、GSX250Rの時にRED WINGのブーツをフリマアプリで購入。
RED WING のこの形はすごく可愛いし色合いも気に入っていたのですが、如何せんALPHAより重いのと履いていてしばらく経つと足先が痛くなってきたのです。
履きなれるとどうにかなるのかしばらく頑張ってみましたが、やはりだんだん嫌になってきて、また他の方にお譲りしたことがあります。
中古は、状態が良くても大なり小なり誰かの足の形になってしまっているので、気にならないのであればかなり当たりですが、私はこの方法で購入するのはやめようと思いました。
やっぱり靴や服など、実際身につけるものはリアルで手にとって肌感覚や相性を確認できた方が絶対良い。
少しでも気に入らないというか、感覚的に違和感みたいなものを感じると、結局手放していることの方が多いんです。
逆に、いったん気にいると、それが再起不能になるまで付き合い続けます。
そういう「身につけるもの」など自分が選ぶ何かしらの基準ってそれぞれあると思うのですが、私はブランドやメーカーはあまり問わず、「肌感覚で”これ良い”と感じるもの」と気がつきました。
そう決めてからは、季節に合わせてとか、流行りに合わせてとか、なんなら気分転換になどで服や何かしらを買うことが減り、「それユニフォームなん?」と笑われるくらい出かけるときの服が2〜3パターンとかで決まってしまいました(笑)。
要するに「これってバイクに乗れる?」、そんな”思い立ったらすぐバイク”とできるようなものが私基準のようです。
余談ですが。
レザーブーツに出会って「革」に興味を持ち始めました。そこからレザークラフトを少しかじり始めました。
「好きなこと」へ出会う入り口って、本当色々ですね。