先日、何気に流していたテレビのニュースだったのか、その中の特集だったと思うのですが。広島・長崎の原爆投下の日に合わせた内容で、「被爆地の広島で平和活動、原爆の悲劇伝える米国人女性」というもの。バーチャルで原爆投下の前後を体験できるものを開発し、今現在”平和活動をビジネスとしてしていきたいという若者のためにシステムを作るのが課題”と話していた姿が印象に残りました。
「復讐ではなくて平和を選んだ、許しと愛を選んだ人たちがいる」
原爆投下を実行したアメリカ人として非難されたりしないかという気持ちを払拭してくれた現地の方々の対応のもとに彼女から生まれた気持ち・・。
その日から、唯一の地上戦となった沖縄でも同じようなことができないかをずっと考えていました。
が(笑)
個人で考えていてもネットでどう探しても何をどう進めていいのかもわかりません・・。なぜか「でも諦めたくない」という強い気持ちだけが渦巻いている。
そこで取った行動は、番組を放送していたNHKへの問い合わせでした。
問い合わせメールを送信したその夜には、上記の内容で返信をいただけました。うろ覚えな内容をお伝えして探していただけたのは心から感謝でした(余談ですが・・とかくNHKは色々言われていますが、実際放送されている番組はかなり良いものが多いです)。
いただいたHPからメールを送信しました、以下の内容です。
突然のメッセージにて失礼します。
沖縄在住の渡久地と申します。
先日、ふと目に留まったテレビの番組で原爆投下の直前やその後をバーチャルにて体験できるという事を知り、平和活動を展開なさっているお話にすごく興味を持ちました。詳細が知りたくていろいろ調べ、NHKさんにメールにて問い合わせてみたところ
「【ラジオ深夜便 2021/8/9(月)放送 午前4時台 「戦争・平和インタビュー」「世界に届け 被爆者の声」】 NPO法人 Peace Culture Village 共同創業者・事業統括ディレクター メアリー・ポピオさん
【ラジオ深夜便】の放送当時(2021/8/9)の資料より、ご案内可能な情報をお知らせいたします。
<メアリーさんプロフィール>
アメリカ・ボストン出身の29歳。
アメリカで原爆の歴史について学ぶ機会はなかったが、学生時代に日本を訪れ、被爆者と交流したことが原爆を自分事と感じるきっかけになった。5年前に広島市に移住し、世界に向けて平和を訴えるためNPOを設立。現在はオンラインなどを通じて世界中の人々に被爆者の証言を伝える活動を行っている。」
などの返信をいただき、今回メッセージさせていただいております。
戦後77年が経ち、沖縄もその体験を語る方が減少しています。祖母に幼い頃から戦争の話を聞き、涙ながらに家族全員を失ったことからの今までの活動を見ながら、私自身ができることって何だろう、ずっとそう思い続けてきました。
今回お伺いしたかったのは、バーチャル映像体験をどのように実現してきたのかを知りたく思っています。
唯一の地上戦となった、ここ沖縄を後世に語り継ぐにあたって、リアルで感情を伝えていく方にはなれないのなら、写真ではなく、よりリアルに訴えていけたら、もっと沖縄の若い方の意識も変わっていくだろうし、同じように平和について、戦争について深く考えるきっかけになると感じています。
何かしらヒントをいただければと思います。不躾な申し出と存じておりますが、是非ともよろしくお願い致します。
*追記
こちらのブログをアップした8月16日に問い合わせを行い、返信が来たのが今日8月26日。
不躾だったのかもしれないし、機関がこんな個人からのそのような問い合わせにいちいち返事は来ないかもしれない・・と、実は若干諦めていたのですが。
その返信をいただけたというこちらの中盤戦です。
【関連記事】
戦跡から「沖縄戦」を見つめ直した、もう1つの沖縄
どのように進んでいけるのか、今は想像もつきませんが、もし実現できれば「戦争を知らない私たち世代ができる戦争の伝え方」ができると信じています。
そんな終戦記念日の日に、ミニ大仏くんが誕生しました♪
友人から誕生日プレゼントでもらったレジンモールド。
その中に(見えづらいですが)平和の象徴である折り鶴のモチーフが入っています。
そもそもは私が樹脂粘土でお地蔵さまを作っていたことがきっかけでした。
スピ的な見解ではありますが(汗)、何かタイミングを感じてなりません。